突然現れた王子



「アユー、入るぞ」

「え?」


いきなり開いたドア。


あたしを見て固まったケイタと、

Tシャツを捲り上げ、お腹の見えているあたし。


数秒固まってハッと我に返る。


「ケイタ! 早く閉めて!///」

「うわっ! わりぃ!///」


急いでドアを閉めるケイタ。

幸い、お腹しか見えていなかったから良かった。


あたしは手こずりながらも着替えを済ます。


この先、またこんなことがあるんじゃないかって、少し不安になった。

本当にやっていけるのかな?