「ケイタか…いい名前だな」


喜んでいるのか、笑顔で呟くケイタ。


「アユ、ありがとなっ」


そう言って笑うケイタを見ると、
あたしも自然に笑顔になれた。


部屋に突然いたケイタ。

記憶がなくて、自分の名前さえ分からない。

そんなケイタとの、共同生活が始まる。