突然現れた王子



あたしは自分の部屋へと帰った。


「おっ、アユおかえり~」

「…何してんの?」


ドアを開けた瞬間いたのは、
腕立て伏せをするケイタ。


「何って、筋トレに決まってんだろ?」


そう言って腕の筋肉を見せてくるケイタ。

細い体と比べて意外と筋肉のある二の腕。

次に見せてくれた腹筋はキレイに割れていて。


「ケイタって筋トレ好きなの?」

「分かんねーけど、急にしたくなってよ」