「あっ! ケイタ、着替えいるよね!?」 「ん? あー…」 ケイタは自分の真っ白な服を眺めながら声を出した。 「うちお父さんしかいないからなー… ちょっと従兄弟に借りてくるよ」 「え!? そこまでしなくても大丈夫だって!」 焦って引き止めるケイタ。 多分遠慮しているんだろう。 「でも服ないと困るでしょ? 行ってくるね」 そう言ってあたしは部屋を出た。