ほんとに突然だった。
学校から帰ると
いきなり部屋にいたんだから。
「……誰っ!?」
全身真っ白い服を着た同い年ぐらいの男の子が、床に座っていた。
ほんのり茶色に染まった髪、
くりくりとした大きな目に、白い肌。
確実に見覚えはない。
「そっちこそ…誰?」
男の子らしい低い声で、問い返された。
「いや…こっちが聞いてるんだけど。
なんであたしの部屋にいるの?」
ドアに背中を預けて、警戒するように問うあたし。
男はあたりを見渡しながら言った。
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