教室の隅、みんなのことを遠くから眺めてると何かがあたしの頭に飛んできた。 「いたっ‥‥‥何、コレ」 見るとそれはボタンだった。 飛んできた方向に視線を向けると 「‥‥‥史也?」 ニッと笑いながら近づいて来る史也の姿があった。