雨のち晴れ


「も-。何なの?」

「まあまあ、いいじゃん?よろしくね。山口雨音さん。(笑)」


「そもそもなんで私の名前、知ってんの?」


「え?知りたい?」


「うん。」


「えー。どうしよっかな?」

と考えるふりをしながら焦らしている。


「早く教えてよ。!」


「やっぱやーめた。」


「なんなの、まったく。」


仕方がなく、私は教室に戻る。