「あ!やっぱりここに居た!千草〜」

ん?神名か…
凛音も一緒…って、うわっ!
凛ちゃん泣いてる〜!?…何で!?

「じ、じゃあまた後でね、蓮」

「…凛ちゃん、やっぱ泣いてんじゃん」

ふぅ、と溜め息を漏らす蓮を尻目に、急いで2人のもとに駆け寄る。

「…どうしたの?凛音〜」


「…あのね…新しくBクラスに来た女の子達にね…『中学生みたいだね〜、ほんとに高校生〜!?』…なんて事を数人に囲まれて言われたんです…」


…はぁ〜。
何だ、そんな事か…
初めて凛音を見た人はしょうがないよねぇ…

「そこで私が、囲まれてる凛音を見つけて、引っ張ってきたって訳よ、千草…」

「凛ちゃん、大丈夫だよ。可愛い〜って言ってくれてるんだから。すぐに仲良くなれるよ〜」

「そうかなぁ〜」


凛音は、中学時代、美容室で染めたかのような、この亜麻色の綺麗な地毛のせいで、軽いイジメを受けてた事がある…
言い返せない性格と、女子も羨む顔立ちに妬みをかったみたいで…
それから高校に入学して、初めての友達が神名と私って訳で…他に信用できる友達もいないから、離れ離れになって不安になるのもしょうがないかもしれない…

「何かあったら、すぐ言ってよ?マッハで飛んでいくから!ね、神名?」

「そ、そうだよ!…だから、泣きやみなよ!凛音!」


「…ありがとぅ、チ〜ちゃん、カンナ…」


ふぅ〜。
何とか収まりましたか…この一年で凛音の泣き虫も治るといいけど、困った時は助け合わないとね。


支えあう〜傍にいてねと〜友の声〜泣き虫凛音と〜神名と千草。


うーん、駄作だ…
字余りだし…

私もこの一年、成長出来るように、頑張ろぉ〜っと!