礼於より短めの茶色い髪で、ゆるいパーマをかけた男子に慌てて謝罪する。 「大変申し訳ございません。 今すぐ拭くものを持って参ります」 私が新しいおしぼりを取りに行こうとすると「あー、大丈夫、大丈夫。な? 小太郎?」と水を掛けられていない側の礼於が、上げた右手を軽く左右に振って言った。 水を掛けられた側の男子は、不機嫌そうに濡れたジーンズの太もも辺りを、最初に渡されていたおしぼりで拭いている。