だって、それくらい、カッコいいんだもん。 いつも、ケータイで音楽を聞いているのか耳から制服のポケットまでイヤホンのコードが伸びている。 手元には単語帳があったり、参考書があったり、はたまた何もなく目を閉じていたり。 毎日。 毎日。 私の向かいに座るこの人に。 今思えば。 きっと私は、一目ぼれをしてしまっていたんだと思う。