愛を説く【超短編】



「じゃあそうなんじゃん?」

「なにそれ、

私がわかれば誰でもわかるってこと?

ばかにしてんのー?」

クスクスと野球少年が笑う

「んー、そういうことじゃない、けど惜しい」

「惜しい?」

少し真顔になったロマンチストさん

「お前が愛についてわかることは

俺が百年先の愛の可能性を信じられる子が

わかったってこと」

少しずつ私の顔が赤くなるのがわかる

「…それって」

意地悪そうに微笑む

「そういうこと♪」



「なんで、なんでなんで

わからない余計わからない、なんで百年後?」

「受け取ってくれるならできるってこと」

「えー、わからない なんでー」

「なんでなんでうるさい」