「理由は…」
言葉を待つのが辛い…
嫌いなら呼ばなきゃいい話じゃないか
「俺よりも水姫のことを理解していて
過去を知ってるからなんだ…
それ以外では嫌いじゃない
俺のただ単なる嫉妬なんだ。」
は?
誠暉の顔は真剣だった
ただいまだに俺の顔を睨み付けていた
「お前は…それをわざわざ言うために
そんなに洒落たスーツを着てネクタイを絞めてきた訳じゃないよな?」
俺がそう言った瞬間
誠暉のからだがピクリと反応して
俺の言ったことが図星だったことがわかった
俺に水姫を渡したくないからあんなことを言ったのだろうにも関わらずそのまま帰ろうだなんてこいつはアホなのか?wwwバカなのか?www
「そんなこと許さないよ?www
俺を嫌う理由が水姫に関してなんだからきちんと水姫に会って話し合ってもらわないとね」
「水姫には会えない」


