「は?何で?」

「さぁねぇ
わからないけど
『碧居ますか?』って聞かれたから
碧♪ あなたに用があるんじゃない?」


なんか意味わかんない!!

とにかく行こう


「ん」


暖かいこたつの中から体を引っ張りだし
玄関へ向かう


「よっ!碧」

「どうしたの?
拓哉がうちに用あるなんて珍しい」

「珍しくねぇだろ
いつものことじゃね?」

「いや
いつもはノートみしてとかじゃん

もしやここまで来て
まだノート見せてとか言わないよね」