「ねえ??
なんで今日帽子被ってんの??」
「わリぃか??」
今日会ったときから思ってた
帽子なんて被ってたことないし
蹴士は昔。
『野球部ゎよくあんな
帽子被ってムシムシした中
走っていられるよな
俺が帽子被るなんてあリえねぇ』
って言ってたことあんのに...。
「別に悪くなんてないけど...
帽子嫌いなのに...って」
「ほら!あれだよ。あれっ
帽子に目覚めたんだょ」
「帽子とった方がカッコイイよ♪」
私は蹴士の帽子を
とろうとした瞬間。
パチんっ
え...私。手...手を叩かれた。
「触んな...」
蹴士がそんなことゆーの初めて。
「ご...ごめん」
「わリぃ 今日帰るわ」
蹴士は私を
置いてくかのように
早足で歩いていった。
私そんな悪いことした??
