私が降りる駅がくるまで
蹴士くんに
引き寄せられた状態で
桜蘭駅に着いた。
『桜蘭 桜蘭駅でございます』
私降りなきゃ...。
なのに 蹴士くん離してくれない。
「蹴士くん?? 私行かなきゃ...」
「そんなの知らない...」
「...え??」
『ドアが閉まります。
ご注意下さい』
え ちょっと 待ってよ...。
私 降りなきゃ...。
「あ...もう ダメだ...」
「...もう一つの駅で降りる」
え...蹴士くんゎ
そこの駅でいいかもだけど
私 その駅で降りても
意味ないぢゃん....。
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