「雅人待ってよ!はやいーー!」 やっぱり彼は優しい。 立ち止まってくれる。 (ハーハーハー。疲れた。) 「ふー。やっと追いついた。」 体育以外で走る事のない私には結構きつかった。 流石運動部のエース。 早足でもかなり早い。 「そんな怒んないでよ。冗談だからさ。ごめんね?」 「……。」 両手を合わせながら彼の顔を覗き込む。 膨れっ面な彼。