それは夢のようで。 夢の中にいるみたいな感覚で。 何一つ。思い出せないあたしの記憶。 ずっと傍にいるって決めた。 けれど、その決意は無駄にすぎなかった。 たった一人を愛せなかったあたしへの罰。 あの人よりも、彼を選んだ罰。 でも、どうして。