鶺鴒の家族探し

俺たちは次々と勝ち進んだ。
すべての戦いで絶対的力を見せた。

そしてついに決勝。

相手は生徒会。
六人組だった。

「6対2は想像してなかったなぁ」
「てか、鶺鴒は反則だろ」

ステージに上がった生徒会は余裕そうだった。
でも、警戒は怠っていなかった。

『はじめっ!』
「じゃあ、行くよ~」

合図と共に走り出す小柄な男。
手には短剣。

「<火の矢>」

俺は気にも止めないで、6本の矢を造り出す。
それぞれを相手に一本ずつ投げる。

「<光の壁>!」

6人のうちの、髪をツインで縛った女が結界を張る。

チームワークが取り柄らしい。

それなら俺も。

「ディス。何度もごめん。やろう?」
「別にいーよ。うん。いくぜ?
光の産み出す破壊。
風の産み出す破壊。
土の産み出す破壊。
水の産み出す破壊・・」
「火の産み出す破壊。
雷の産み出す破壊。
闇の産み出す破壊・・・」

「「<虹の破壊>」」

ディスと手を繋ぎ、音を紡ぐ。

「「「〈光のは「<音の破壊>」――――――――――!?!?!?!?」」」