そしてやって来た
模擬戦大会。
俺は、俺たちは9回戦わなくてはならない。
仕方がない。
俺に戦闘の成績がないのだから。
『では一回戦。両者入場してください』
司会者の声に、俺たちは歩き始めた。
向かい側からは相手の選手。
「ふっ・・・相手は落ちこぼれの悪魔か。余裕だな。相棒」
「そうだね。もう一人は帝らしいけど、余裕だよね」
俺らの対戦相手は二人。
同じ顔をした、いわゆる双子。
互いを愛し、愛される存在。
だから、離れてしまえば
もう会えない。
『はじめっ!』
「「いくよっ!」」
合図と共に双子は走り出す。
「ディス」
「あいよ」
俺は、しばらく呼ばないつもりだったディスを呼び出した。
初戦だけど、全力でいくっ!
俺の家族は俺たちが守る!
「愛と共に生まれたその鼓動」
「羨ましい」
「憎たらしい」
「愛され育ったその身体」
「羨ましい」
「憎たらしい」
「愛を求めて叫び続ける」
「温もりを求めて奪い続ける」
「「愛されず育ったものの声。<憎しみの歌>」」
ディスと共に発動する
音魔法。
模擬戦大会。
俺は、俺たちは9回戦わなくてはならない。
仕方がない。
俺に戦闘の成績がないのだから。
『では一回戦。両者入場してください』
司会者の声に、俺たちは歩き始めた。
向かい側からは相手の選手。
「ふっ・・・相手は落ちこぼれの悪魔か。余裕だな。相棒」
「そうだね。もう一人は帝らしいけど、余裕だよね」
俺らの対戦相手は二人。
同じ顔をした、いわゆる双子。
互いを愛し、愛される存在。
だから、離れてしまえば
もう会えない。
『はじめっ!』
「「いくよっ!」」
合図と共に双子は走り出す。
「ディス」
「あいよ」
俺は、しばらく呼ばないつもりだったディスを呼び出した。
初戦だけど、全力でいくっ!
俺の家族は俺たちが守る!
「愛と共に生まれたその鼓動」
「羨ましい」
「憎たらしい」
「愛され育ったその身体」
「羨ましい」
「憎たらしい」
「愛を求めて叫び続ける」
「温もりを求めて奪い続ける」
「「愛されず育ったものの声。<憎しみの歌>」」
ディスと共に発動する
音魔法。

