綺音が死んでから2ヶ月。

あれからすべてが変わってしまった。

学校の3分の1が自主退学として処分。
いじめにか関わっていたものは、ほとんどが捕まった。

テレビでも、大々的に放送。
綺音の母親は社会的に潰された。

俺は、
綺音の最後の言葉に

『幸せになれよ』

縛られていた。

毎日。
墓参りにいった。
毎日、毎日毎日毎日!
綺音の夢を見た。

たまに聞こえる
綺音の声に。

俺は嬉しく
悲しんだ。

幸せそうな綺音が好きで
愛していて嬉しくて。

俺がいなくても生きていける綺音に
悲しく寂しい。

「俺もそっちにいきたいな」

空を見上げ

願った。