そして。
食事をしながら二人は。
話してくれた。
自分達について。

アルトは。
髪と目の色のせいで。
貶され。
罵られ。
見返すために。
光帝と。
ギルドマスターとなった。

ジルは。
この国の王子で。
親の権力が嫌いで。
権力をかざす人間が嫌いで。
潰してやろうと。
闇帝になった。

二人のことを知ることができて。
お互いに。

「「「よろしく」」」

俺の手で。二人を。
傷つけてしまうかもしれない。
それをなくすために。
二人を愛するために。

強くなろう。
と。

決意した。