いじめで消えた私の心 ー閉ざされた平和ー









「人をさんざんいじめておいて友達なんて・・・





信じらんない・・・!」




いじめの始まった日、
休み時間に届いたただひとつの優しいメール。


正体は桐原さやか・・・

いじめの主犯となった、目の前のこいつ。


「最低、・・・最低っ・・・

ずっと私を騙して・・・ 「あのさぁ!!」




そばにいた菜月が急に声を張り上げる。






「最低なのはあんたよ・・・!?」


菜月・・・!




「どう、・・・して・・?


理由を話してよ、菜月・・・!」







「・・・」

「まだ分かんないの?あんた本当に最低ね」


黙る菜月の代わりに久保が話す。