「ねぇ、ちょっと止まって!」

「あ?」



学校を出てすぐ、菜々が何やら怒っている。



もちろん顔は赤いまま。



「菜々っていつも顔赤くねぇ?」

「それはあんたのせいでしょ!」

「赤くなるのが悪い」

「せ、先生に見られるとか…」

「お前ホント真面目だよなぁ」

「へっ⁈んっ…」



また塞いでやった。



更に顔が赤くなる菜々が愛しくてたまんねぇわ。



俺って相当菜々のこと好きっぽい。