なんでだよ。



恥ずかしいのか知らねぇけど、ムカつくな。



「付き合ってますよ?先生」

「は?どっちなんだ」

「つっ、付き合ってませっ……」



菜々が言い終える前に口をふさぐようにキスした。



いくら中年のオッサンでも顔は赤くなっていて。



「お、お前ら!ここは学校だぞ?!」

「別に関係ないっスか?つか、菜々、行くぞ」



呆然とする菜々を引っ張って資料室を出た。



先生も突然のことで追ってこない。