見た目はシルバーに近い金髪の髪に青い目、少しチャラそうなイメージだ

私がひとり黙っていると
最初になれなれしく話てきた男子高校生が自己紹介し始めた

「失礼…ゆりさんは俺のことを覚えていないんでしたね

俺の名前は
織桜哉(シキオウヤ)といいます

以後お見知り置きを…」

胡散臭い笑顔をはりつけていた

別にこいつの名前を覚える気もないし
よろしくするつもりもない

でもいちよう…

「…よろしくお願いします…」

と言って私も胡散臭い笑みを浮かべた

するともうひとりの男子高校生が

「桜哉ずりぃ
俺も自己紹介しとくし

俺は

藍川桃馬(アイカワトウマ)

よろしくね!

隣の子は?」

なんとなくチャラい説明をしてくれた藍川桃馬は私の隣の椿に興味しんしんだ

藍川桃馬は隣の椿に自己紹介を求めているようだが、椿は顔を歪めている

椿はチャラい奴きらいだからね…

しかし、興味しんしんの藍川桃馬に根負けしたのか椿も嫌々、自己紹介した

「…九重椿(ココノエツバキ)

三年…」

椿が嫌々自己紹介したのにもかかわらず藍川桃馬はひとりで喜んでいる…

単純…


それに比べて織桜哉…

こいつの目…なんか嫌