「だろ!? 神奈川はいいぜー、また機会あったら遊びに来てみてよ! ってか、写メありがとな~~!!」
と、驚いたことに、アオイがそう返した。
「オレさ、明日大阪城公園でバイクトライアルの大会に出んだけどさ。良かったら遊びに来ねぇ? クリスマスチャリティーイベントも兼ねてっから、店とかも結構出るみたいだし、何組かお笑いコンビも来るらしいし」
意外と大きなイベントらしいということを知り、重信はこっそり隣で驚いていた。
「え、ホンマ!? それすごくない!? 行きたいー!!」
「うんうん、行こ行こ!! ってゆうか、バイクトライアルって何ー??」
すっかりアオイトークの手中に嵌ってしまった大阪女子二人は、バイクトライアルという未知のスポーツを知る第一歩にまで足を踏み入れようとまでしていた。
ひとしきり説明を終えると、アオイはぬかりなく彼女達にこう言った。
「あ、オレは塚本アオイ。んでこっちのでけぇのがハギ。じゃ~な、また明日!」
手を振り別れた彼女たちは、ほんのり顔を赤くしている。大阪のこんなところにも、アオイファンがまた二人できてしまったらしい。きっと流れは違えど、永遠子もアオイのこうした無自覚なところにいつしか嵌ってしまったのだろう。そう考えると、重信はほんの少し永遠子を憐れんだ。
と、驚いたことに、アオイがそう返した。
「オレさ、明日大阪城公園でバイクトライアルの大会に出んだけどさ。良かったら遊びに来ねぇ? クリスマスチャリティーイベントも兼ねてっから、店とかも結構出るみたいだし、何組かお笑いコンビも来るらしいし」
意外と大きなイベントらしいということを知り、重信はこっそり隣で驚いていた。
「え、ホンマ!? それすごくない!? 行きたいー!!」
「うんうん、行こ行こ!! ってゆうか、バイクトライアルって何ー??」
すっかりアオイトークの手中に嵌ってしまった大阪女子二人は、バイクトライアルという未知のスポーツを知る第一歩にまで足を踏み入れようとまでしていた。
ひとしきり説明を終えると、アオイはぬかりなく彼女達にこう言った。
「あ、オレは塚本アオイ。んでこっちのでけぇのがハギ。じゃ~な、また明日!」
手を振り別れた彼女たちは、ほんのり顔を赤くしている。大阪のこんなところにも、アオイファンがまた二人できてしまったらしい。きっと流れは違えど、永遠子もアオイのこうした無自覚なところにいつしか嵌ってしまったのだろう。そう考えると、重信はほんの少し永遠子を憐れんだ。



