「変って!!」
「あー、ごめんごめん。思っただけだから」
(なにこいつ!軽!)
私のイライラは帰宅してからも続いた。
(なんなんだあの男は!)
「ちょっとー遥!おつかい頼まれてちょうだい!」
「えー」
私はイライラしているせいか何事にもやる気が出せなかった。
(しかたないなぁー)
重い体を動かして私は近所のコンビニに向かった。
(昼はあんなに暖かかったのに夜はまだ寒いなぁー)
私は夜空を見上げながらいつもの道を歩いていた。
「いったー!」
よそ見をしていたからか誰かにぶつかってしまった。
自分もそうだが、かなり相手をふっとばしてしまったようだ。
「ごめんなさい!怪我とかしてないですか?」
「はぁ?誰に向かって言ってんだよ。」
(お前は!)