「こんにちは~、」 「あ、莉央ちゃん、 こんにちは。 今日はねひとつ お知らせがあるんだ」 そう言った塾長は いつの間にいたのか、 隣にいる男性をあたしに 紹介した。 30代かな? 別にかっこよくも 不細工でもない先生… つい変なことを考えて しまって、とっさに 塾長のほうを見た。 「はは、えっとね この人は、向井隆宏先生。 今日から、向井先生に 莉央ちゃんを担当して もらうことになったから…」 「よろしく」 「よ、よろしくお願いしますっ!」 意外と落ち着いてる声だった。