甘い時間。

「...健だから。

私が好きなのは健だから。」

健は一瞬固まった。

沈黙やめてほしいんだけど。

「健に告白するために昨日は徹夜で

チョコ作ったんだから。

ずっと前から健だけが好きだった。」

健は私の目をじっと見て、

それからそっと抱き寄せた。

そして私の耳元でそっと呟く

「俺も好きだった。」

ビックリして離れようとしたけど、

ぎゅっと強く抱き締められて動けない。

「今顔見ないで。絶対赤いから。」

ああ、何てかわいいんだろう。

ますます好きになっちゃうよ。