ああ、最悪だよ...

「体調大丈夫なのか?いきなり目の前で

倒れたりするからビビったんだけど。」

私は健に運ばれたんだ。

「ごめんね。大丈夫だよ。

心配してくれてありがとね♪」

精一杯の笑顔で言った。

つもりだったのに...

「嘘つくな。辛いんだろうが。

俺が送ってやるから無理すんな。」

何だかもう抑えが聞かないよ。

次々涙がほほを伝っていく。

「そんなに辛いなら早く言えよ。」

違う、違うの。

「違う...の。」

「え?」

「体調が悪いんじゃないの!」

「どうしたんだよ!」

「自分が惨めに思えて仕方ないの。」