the connected stories


でも、勉強はちゃんとした。
恥はかきたくなかった。
誰にも気づいてもらえないのにと思っても何故か自然に勉強をしていた。
だから、今回のテストも毎日教室に残り、
下校時間になったらファミレスに寄る。そこでドリンク一杯だけを頼み、
閉店まで勉強する。

そして家に帰って、
母が朝洗おうと思ったであろう洗い物をワタシが洗う。
その間も家族は各々の部屋で自分の時間を過ごしていた。
そのあとお風呂に入り、髪を乾かし、寝る。
それが毎日の習慣になってしまった。
でもそういうことをしても、
「ありがとう」なんて言葉聞いたことなんてなかった。
それでもいい。そう思ったのはいつだったかな。

やっぱり、
朝は来る。
どれだけ拒んでも
その分無駄だからやめたけれど、
朝起きたら水とゼリーを食べて
自分のお弁当を作る。
洗濯ものを干して、
制服に袖を通す。
校則に絶対引っ掛からない
普通の着こなしで。
そして遅刻することなんて絶対にないように、早く静かに家を出る。
誰も起きてこない間に。