愛 ~②巻~

「龍…」

唇が重なる。

龍…言葉では…嫌味を言ってるけど…。

本当は…。

すっごくキスしたいの…。


『んっ…』

龍…。

龍…。

大好き…。

「失礼します♪」

ドアが開く。

『なっ…!』

私は龍から離れる。

「宮先…」

龍がはぁ~、と頭を抱える。

「一応、学校なんですけど?
もし違う奴が来たらどうすんだよ…
俺だった事に感謝しろ」

確かに…。