愛 ~②巻~

「むぅ~」

龍は怒った様に顔を上げる。

もう校長先生達は居なくなっていた。

龍は私の乱れた服を正す。

「よしっ帰るかっ♪」

『うん♪』

私と龍は手を繋いで帰る。

女の子同士、手を繋ぐって変じゃないよね?


………。

あれ…?

何か忘れてる様な…。

私は頭の中をフル回転させる。

う~ん…。


《…男…》

あっ!