愛 ~②巻~

痛そう~。

『大丈夫?』

私は龍に近付き、床に膝を付ける。

「痛い…」

『ごめんね…』


って何で私が謝るの!?
『まあ龍が悪いんだからね!』

私は龍の服に付いたゴミをはらう。

「ちゃんとゴミは取ってくれるんだ…?」

『当たり前じゃん!一応、私がちょっと悪いんだし…』


「ちょっとかよ…」

ちょっとだもん!


カツカツ…カツカツ…

足音がする。