愛 ~②巻~

いつから、龍の事が好きになったんだろう?


すっごい前だよね…。


時間が経つって早いな…。

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「さようなら~」

帰りの挨拶も終わり、

私は龍の席に目を向ける。

…あれ?

龍が居ない…?

「未來~」

陸と由希が私に近付く。
『ねぇ…龍は?』

「さっき先生に呼ばれて、どっか行ったよ?」


何処に行ったんだろう?
教室で待っとこう…。