愛 ~②巻~

「未來は優しいなぁ~!」

龍が私の髪をくしゃくしゃにする。

『あ~!ぐちゃぐちゃになるじゃん!』

「ぐちゃぐちゃにしてんだもん!」

最低だな!!

『早く荷物運ぼう!』

私は荷物を引っ張る。

「うん♪」

龍は荷物を持ち上げる。

『あっ!勝手に進むな~!』

無事、キッチンに到着!

私は食べ物を冷蔵庫に詰めてソファに倒れこむ。

「きゃ~疲れた~」

龍が床でスライディングする。

『何してるの…』

「スライディング?」

それは分かってるよ…。

『もう良いよ…』

「未來~!!!」

『ん?キャー!!』

いきなり陸と由希が私に飛びついてきた。

『痛い~!!降りて~!!』

殺すつもり!?