愛 ~②巻~

龍は私の部屋に入った。

私も龍に付いて行く。

龍はベッドに座る。


私は龍の隣に座る。

『………』

「………」


私は自分の膝に顔を埋める。

しんどい…。

龍は私の額に手を当てる。


『りゅ…う?』

「まだ熱あるんだよな…大丈夫か?」


心配してくれるの…?

『大丈夫…だよ…』


私は俯く。

『うぅ…』


涙が溢れ出す。

「未來…!?どうした?」

『うぅ…私のこと…嫌いになってないの…?』


本音がどんどん出て来る。