愛 ~②巻~

「まぁモテモテなんだよ!」


『嘘はダメだよ!』

香奈と南が自分の席に戻った。

どうしたんだ?

「そうだな…嘘はダメだな」


『へっ?』


急に襟を引っ張られる。
『なっ…宮先!?』

そうだ…1限目は国語だった…。


「宮崎先生だろ?」


『うっ…宮崎先生…』


イジメだっ!

『って言うか…まだチャイム鳴って無いじゃん!』

私は無罪だっ!

「暇だったからな…」

なっ!

『何ソレ!私は玩具じゃないんだから!』


「玩具か…良いな…じゃあ今日から倉井は俺の玩具で良いやっ」

なにそれ!


ガラッ

『あっ…』

龍達が来た…。