愛 ~②巻~

『誰か一人でも居たら安心するのか?』


「信頼してる人じゃないと安心しないな…」

いきなり倉井の声のトーンが下がる。

『どうした…?』


「なんでも…ない…」

倉井はふあーと欠伸をする。