愛 ~②巻~

『好きな奴の手作りを味わうのが普通だ…』


「なっ…」

倉井の顔が赤くなる。


ふっ…。

「宮先って意外とギザだよね」

『あん?』


俺は倉井を睨む。

「何でもないっ♪」

倉井は俺から目を逸らす。

『倉井って良く男を誘うよな…』

「誘う?別に誘ってなんか無いよ?」


誘うって意味…分からないのか?

まぁそれが倉井らしいんだけど。