愛 ~②巻~

「良かった~♪」


倉井はキャッキャッと暴れる。

『暴れるなよ…』

「暴れないもん!」

倉井はム~と怒り出す。

『喜怒哀楽が分かりやすいし…』

俺は倉井の鼻を摘む。


「いはい!いはい!びょうりょくひゃんひゃい!」

何言ってるか分からないし…。

俺は倉井に触れるだけのキスをする。

「ひゃ!ひゃにひゅんの!」

俺は鼻を離す。


「ム~!バカァ!!」

『バカだったら教師になってねぇし』

「うっ…」

倉井は黙る。