愛 ~②巻~

『良いの?』


「良いから…」


『うっ…宮先ありがとぉ!』

「だから泣くなって…」

野宿じゃなくて良かった…。


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『ふぅ…』

私はソファにボフッと座る。

「はぁ…抑えられるかなぁ…?」


さっきから宮先…ブツブツて呟いてる…。

『どうしたの?』

「いや…」


どうしたんだろう?