「俺も彼女が出来た!!先輩!」

―ドタッ
「だっ大丈夫??」
智くんがイスから落ちたよ。
「おぉ。」
おかしいなさっきから。

―トンッ
「おいおい!!
お前らどおしたんだよ。
本当にぃ!!」
空翔は壁にもたれかかってて
体全身に力が抜けた様に
しゃがみこんだ。
「びっくりしたよ。
何を言うかと思ったら先輩っていうからさ!
なぁ智也?」
空翔わらってないよ、
目が…。
「それそれ!!」
ってそれだけー??
「予想はついてるよな?」
もおさすがに分かるだろ。
「俺さ、一目惚れしたんだよ。」
言ってる自分の顔が
熱い。
「俺ね。まきにね、
絶対に守るからって言ったのね。」
ね←ばっかじゃん。俺…。
「そうだったんだー。
おめでとう。」
なんか怖い。
「なら涙流してたんだよ。」
俺に対しての
嬉し涙じゃないって
馬鹿な俺でも分かった。
それは悔し涙と…。
「俺らよるとこあるから先にかえるよ。
また聞かせてな。」
空翔はいたって普通だけど。
智くんは放心状態じゃん??
「bye byeバイバイキーン」
??
智くんが壊れた。
やっぱりさっき
頭うったかな?
俺はまきの机に向かう。
座る。
「なんでいじめられてんだろお?
みんなよりちょっぴりちっちゃくて
かわいいのに。」