「俺らが付き合ってること秘密にしよ?
だけどお互いに信用してる1人の人だけは相談OKみたいな…」
よく意味分かんないけど
同意した。
信用してる人。

“空翔”

空翔なら…。
「なら教室もどろ。」
ぼーっとしてるまきに
優しく言う悠人。
まきはコクリとうなずく。
「お前ら何してたんだよー!!」
悠人の友達がたずねてくる。
「保健室行ってた。」
正直…。
「ふーん。」
そういって
戻っていく。
「それじゃぁ。」
口パクでまきに
‘すき’
って言って帰っていく。
悠人のクラスは一階で
まきのクラスは二階。
悠人がいなくなった途端、
「きもー。つか顔ヤバくね?」
「チビー!短足!ぶたー!」
なんて声が聞こえる。
いじめか。
今のまきには
どうも思わない。
心の傷が深いから
それ以上傷付かないきがして…。
あんなやつら
無視しとこう。
チャイムがなる。
これ…。
なに??
机いっぱいに
「死」
って書いてある。
だけどどうも思わないんだ。
なんでなの?
「まきちゃん。まき。」
智也くんと空翔。
「何?」
そういって
一生懸命机を隠す。
隠しても隠れきれないってわかってるけど…。
涙が出ちゃう。