「悠人だぁ!
やっぱりかっこいいよねぇ」
もてるんだ。
「優しいしね。
サッカー上手いし♪」
サッカーしてるんだ。
「はいはい。
今日の朝学は
アンケート書いてもらうぞ。」
アンケートかぁ。
「めんどいー。」
いろんな所からそんな声が聞こえる。
「いいからさっさと書け。」
先生こわっ。
だけどなんか自分の姿をみる方が怖いな。


‘1.学校には慣れましたか?’
はい
‘2.友達は出来ましたか?’
はい
‘3.勉強にはついていけてますか?’
はい
‘4.学校は楽しいですか?’
いいえ


すごく簡単なアンケートだった。
だけどそんなアンケートさえ
まきの心は締め付けられるよ。
空翔も智也くんも
楽しいだろうな。
学校。

♪キーンコーンカーンコーン♪
朝学終了。
優奈がくる。
「さっきの男子はね!
雪崎悠人くんって言うんだよ♪」
すげー。
よく知ってるなぁ。
「優奈すごいね♪」
もしかして…
「すでにアドレスはゲットしてます。」
やることが早いな。
「まき今日は元気ないね。」
やっぱりそうかな。
今日は早退でもしようかな??
一応授業は受けるか。
部活も今日はないし。
あれ?
もぉ優奈いないし。
「ねぇ。」
愛しい人の声。
振り返るとすぐそばに。
「今度から学校行けないこと
しってるからわざわざいいよ。」
そういって教室を飛び出した。