「俺の負けって分かるじゃーン。」
智也くんすねてるしっ。
智也くんのばかちゃん。
「なら俺から2点とれば300円でいーよ。」
優しいっ!
さすが大人な空翔。
「つかそれ!!俺のことバカにしてる!
負け前提じゃん。」
あっ!
言われてみれば確かに。
「なら」
空翔の言葉を智也くんが遮った。
「いや。お願いします。」
素直じゃん!
なんじゃかんじゃいっても
すでに10vs0。
早!!
「もぉ勘弁してくれよー。」
智也くんうける!
あれ?
智也くんのサーブをかなぶり?
うそ!
もしかして…。
智也くんのサーブを打ち返したけどネットに弾かれ入らない。
10vs2
またわざとだ。
空翔のサーブ。
ここはしっかり決めて
ゲームセット。
「はい300円♪」
智也くんご機嫌じゃん☆
空翔苦笑いしてる。
ちょうど一時間たって
また3人で帰る。
日曜日も3人で
遊園地に行って遊んだ。
こんな楽しい毎日があればいーなって軽く考えてた。