「終わったねーっ。」
空翔が空気を変えるように言った。
「俺つかれたわー。」
それに続いて智也くん。
「じゃね〜!」
ちょっとテンションあげあげに言ってみる。
「今日は3人で映画でもみない?」
智也くんの提案。
「俺はいいよ。」
空翔。
また気を使って…。
まきの恋は叶わないよ??
まきは…。
「だめ。一緒」
智也くん!?
なんか感動するよ…。
「なら卓球しにいこ?」
智也くん。
なんで?
「「たっ卓球?」」
まきと空翔の声がハモった。
そりゃ驚きますよ。
まきはちっちゃいころ卓球やってたけど…。
空翔と智也くんは
サッカーだけじゃん…。
「だめ?」
その上目使いされちゃだめだよ。
「しょうがないやつだなー。」
先に口を開いたのは
空翔だった。
それにつられ
頭をコクンコクンと
上下に動かす。
スポーツセンターに行く前に
ファミレスに行く。
「「「じゃんけんぽんっ!!」」」
3人じゃんけん。
おごるのは絶対嫌だから
みんな力はいる…。

まきはチョキ。
智也くんはパー。
空翔は…。
チョキ!
「「やったーっ♪」」
まきと空翔はめっちゃ笑顔。
それとは逆に
「いやらよーっ!」
床に膝つけちゃってるし。
ちゃんと舌回ってないよっ。 笑
そういうところもかわいい。
まきたちは
ちゃっかりおごってもらいそのままスポーツセンターへと向かった。