時間をみると
4時を回っていた。

返事遅れてごめんなさい。
不味かったから
ごめん

もう超元気!

優奈から
メールが来てることが
嬉しかった。
まきは
水を一杯飲んだ。
窓の外をみると
優奈が立ってた。
慌てて
外に出ると
優奈はまきが作った
マドレーヌを持ってた。
「大丈夫?」
優奈の額には汗が見えた。
「大丈夫だよ。」
優奈は
ほっとため息をついたように見えた。
「明日と明後日の文化祭一緒まわろ?」
1度は
消えかかった約束。
「うん!」
嬉しくて
嬉しくて
涙が出そうだった。
「マドレーヌ食べよっかなー?」
優奈は
袋を開けて中をみる。
「きれいに出来てんじゃん!」
まきは
その一言一言が
嬉しかった。
「そっかなぁ?」
なんだか照れてしまう。
「照れるなー」
「照れてない!」
優奈は
すきをみて
マドレーヌを
食べた。
「お味は…」
まきの
心臓はバクバクだった。