家に帰った頃には
真っ暗だった。
窓を開けて空をみると
月や星が輝いていた。

―ブルブル
優奈からのメールだった。
写真が送られてきた。


それは
今まきがみてる月だった。
キレイでしょ♪
そうかいてある。
まきも見てるよ。
すごくキレイ♪
なんだか
少し嬉しかった。
おんなじ事をしてるんでなって。
優奈からの返信には
以心伝心だー!
なんて
書いてあった。
ずっと一緒にいようね。
ずっとまきの友達でいてください。


月をみていてそのまま寝てしまった。

起きたときには
1時をまわっていた。
月は
もっと高いところへ上っていた。
星たちは
自分が1番だって
競争してるように
みんながみんな
きらきらひかっていた。
負けないように…。