今までは悠人がいた。
まきを支えてくれてた。
何があっても…

「おはよう。」
少し小さな声で
挨拶をしてきたのは空翔だった。
「ありがとね。」
まきは空翔の目が見れなかった。
なんだか
照れちゃった。
「いいよ。」
空翔は
すぐに教室に入っていった。


悠人がいなくなってから
ごく普通の毎日が続いた。
普通ってそんなにないよね。
優奈はまきが部活ないことを打ち明けてから
いっつも
一緒に帰ってくれる。

友達の力って凄いな

そう思った。
だから
友達を大切にしなきゃいけないってわかったよ。
ありがとう。


運動会は一週間後だということに今気付いた。
だから
優奈が女子の種目のダンスを教えてくれた。
近くの海で…。
カップルが砂浜を歩いてた。
そのバックには
綺麗な夕焼けが広がっていた。